明石東二見の訪問看護ステーション「かけはし」
愛媛木テナーで考案した「スピード建築木造」の方式を応用した木造事務所
1階30㎡、2階30㎡の計60㎡です
もともとが「再利用できる仮設住宅」の発想からきています。
着工後30日の完成が目標なのですが
着工後52日の期間がかかりました~
内部で、梁が二重になって見えているのは、将来、5m×2mの単位でバラシて再利用できるように計画しているから。
柱梁の部材もあまり重たくならないように計画しています。
ですから、この工事現場にはクレーン車が居ないのです。
数名の大工さんの人力で柱・梁とも運んで、ボンボン打ち込んでいきます。
初めからBOX状に作って組み立てる「愛媛木テナー」のノウハウを持ち込んで、短工期かつクレーン車なしで工事ができる「被災地対応、再利用できる木造建築」をテーマに設計しました。
外観としては平凡な木造2階建ての建物になりますが、今後の大規模災害に「木テナー」と「手運び木造」のふたつの手法が準備できると「スピード」と「再利用」という面で、役立つカードを手にできると思います。
住宅としても十分に使える内観。
老後の暮らしを安心して過ごせる「拠点」づくりに参加させていただきありがとうございます。